志子思策文選

Zmatar/碇雷ナオキの著作集、と言ったところか。ガチ文章ばかりだから、趣味的な文章を読みたい方はディスプレイ室をよかったらどうぞ。

ホワイト社会なんてクソ喰らえ。

初めに:この記事は、Twitterにツイートしたものの、写になります。

 

ホワイト社会なんてクソ喰らえ。
人々が潔癖を求めていって、最後残るのは究極の不寛容社会だろ。人々の行いは品行方正が当たり前、ネットでもリアルでも聞こえのいい発言しか認められない。誰も本音を話さない。それが当たり前。

そんな綺麗な、美しい世界を保ちたいから、ちょっとでもそうでない人を軽蔑する。コミュニティの外に追い出していく。最たるはそいつ相手なら攻撃を認める。でその通り攻撃する。表に出さないストレスや本音、黒い暴力的な本能を吐き出すように。自分の中の「悪」を棚上げしながら。

岡田斗司夫氏が、「黒い欲望を社会的に昇華して、ホワイト化が進んでいく」と言ったが、それには限界があると思う。ホワイト化が進み、表に出しづらい感情が人の心に溜まりに溜まっていき、丁度吐き出せるチャンスが、誰か「悪人」を叩くことなんだろう。それも界隈から追い出し二度と帰らせない位に。

結局、「この世界に生贄は必要」という事なのか。否、俺はどうしてもそれを是とすることが出来ない。そんな生き方する人は結局は何かに縋り、お互いを慰め合いながら、誰か「悪人」を批判してストレス発散しなきゃ生きれないルサンチマンだと思うんだ。
本当は…、人は、ストレスは自分自身の心の中で昇華して、で、嫌なものは見ない、いちいちそれが何が嫌でどうこう突っ込まないで、あくまでも自分の好きなものを見つけてそれだけに生きる。それが、あるべき姿だと思うんだが…。そうすれば、ホワイト化だのなんもなくて、ただ人々の「真の多様性社会」がそこにはあるんだと、俺は言いたくて仕方がない。